感想戦

夫が好きでよく教育テレビの将棋を見ます。

棋士は何十手も先を読んで駒を動かすので、
いくつかある先が読めている人は
どの手を選んだかを知るのが
たまらなく面白いようです。

私もおじいちゃんに少しだけ教わりましたが、
せいぜい5手先を
3～4つ読むのが精いっぱいでした。

何十手も先を
いくつも読むということは、
スゴイ速度で
頭が回転しているわけです。

いつも驚くのが感想戦です。

勝敗が付いた後、
解説者がやって来て、

「あの場面からやりましょうか」
の一声で、
「あの場面」に棋譜を戻すのですが、

ものの10秒ほどででき、
その再現率は高く、
ほぼ間違いがありません。

頭の中はどうなっているんだろう？？？
と思います。

たとえば、
YouTubeで動画を見ていて、

あっ！
あそこをもう一度見たい・・・と思っても
なかなか正確には戻せません。

せいぜい、
ちょっと戻りすぎたくらいで
オーバーラップしてみます。

ワンシーン毎にタグがついていて、
ワンクリックで戻せるのです。
すごいなぁ。

機械以上です。

AIが将棋を指した場合、
「あのシーン、よろしく」
と言われて戻せるだろうか。
なんて思います。

「あのシーン」の映像を
テレパシーで送るしかないのではないでしょうか。

AI以上かもしれません。

棋士はすごい。

 
それにしても、
どこで映像の出し入れをしているんでしょうね。